変革を”自分ごと”にする力を。
リーダー人材を実証実験で鍛える「変革カレッジ」スタート!

「変革を自分ごととして捉え、動けるようになってほしい」
「現場から変革が起こる、そんな推進力をつけたい」
そんな声に応えて、チェンジウェーブグループが立ち上げたのが「変革カレッジ」。
実証実験というリアルな挑戦を通して
「自律的に考え、動ける」次世代リーダーを育てるプログラムがついに始まりました。
自ら考え抜き、動き、変革を実現する人材を育てる――
第1期の熱量と成長のプロセスをお届けします。
なぜ今、変革カレッジなのか?
チェンジウェーブグループは「変革屋」として企業の変革を支援しています。中でも「変革の技術」を用いて変革の成功確率を上げていくこと、また、企業内から変革を起こす人材を育成することは、その中核にあります。
そうした過程で見えてきたのは、「自分で課題を設定し、組織を動かす力」が本当に力強い変革エンジンになるということです。
例えば、のべ165社、1000人以上が営業変革に挑んだ「エイカレ(新世代エイジョカレッジ)」では、「営業の女性が働き続ける、または管理職になるのが難しいのはなぜか」「これまでの営業が変わるためにはどうしたらよいのか」という課題に向き合い、204の実証実験が実施されました。
実験の結果とエイジョの提言が企業全体の制度や働き方を変えた例も生まれています。
※新世代エイジョカレッジ オフィシャルサイト
「営業の未来をひらく~エイカレ11年の軌跡とこれからの挑戦~」
エイカレ11年の歴史を振り返ると「一気にすべては変わらない。けれど、確実に変化は生んでいける」という確信が持てました。
そして、本来そこには性別や役職、年齢は関係ありません。
会社の未来を「自分ごと」として捉える、あるいは自分の内発的動機とリンクさせてより広げられる人材が、変革の中核になっていくのです。
これまでの「アタリマエ」を超えることが求められる今、
現場から主体的に変革を仕掛けられるリーダー人材を輩出する機会と
そのための実験ができる「変革の場」が必要ではないか。
変革リーダーとなる人材が異業種で切磋琢磨できるプラットフォームが欲しい。
そうしたお声もいただき、2025年、改めて「変革カレッジ」をスタートすることとしました。

変革カレッジとは~8か月で挑む、実証実験
変革カレッジは、次世代リーダー育成を目的としたプログラムです。
参加企業から3名以上で1チームを組んで参加、実際の社内課題をテーマに「実証実験」を通して変革に必要なビジネススキルと実践力を身につけていきます。
リーダー人材、管理職候補、革新推進プロジェクトのメンバーなど、男女問わずこれからの活躍が期待される人材の研修機会ともなっています。
Day1:異業種他社からの刺激を受け、「自社のアタリマエ」に気づく
2025年4月、変革カレッジ第1期がスタートしました。4社から5チームが参加しています。
キックオフとなるDay1では、まず、変革ステップの全体像や本質課題を見極めるための思考法を学びました。
異業種他社からの参加者とチームを編成し、ワークに取り組むことで「自社にはない」新しい視点やネットワークを得る時間にもなっています。
Day2:「普段の仕事とは違う難しさ」本質課題をどう見定めるのか
そして迎えた5月のDAY2。企業別のチームから、それぞれ、自社の課題に対する実証実験テーマを発表します。キックオフからの1か月間、どのチームもヒアリングやデータ取得、分析、議論を重ねてきたそうですが、その道のりは、予想以上に難しかったようです。
「この課題に取り組みたい、と思っても、それを別の角度から考えると本当に課題と言えるのか。実証実験できるのか。本質を探ろうとすればするほど視界が曇っていくようで、難しさを感じました」
「世代や環境によって問題が異なりますから、その中からどこに絞って変革をもたらすべきなのか、議論していてもそこが難しかったです。いつもの仕事とは異なる筋肉を使っている気がして、常に脳が痺れているような感じです」
参加者からは「本質的な問いを立てる」ことへの難しさが聞かれました。
しかしながら、それは課題発見への種や気づきが湧いていることでもあります。
テーマ発表後は、講師からフィードバックが飛びました。
「実証実験が、草の根的な自主活動になるか、組織を動かす真の改革につながる威力を持つものになるかは、皆さん次第です」
「経営層に『優先度が高い』と感じ、賛同してもらうための論立てになっていますか?成果につなげるためにはどんな方法がありますか?」
問いが投げかけられるごとに、チームの議論が熱を帯びてきます。実証実験を実現可能にするために、具体的な方法論やスキルについても学びました。
この先、参加者は実験の設計・実行・結果分析を行い、今年11月の最終発表の舞台へと進んでいきます。
繰り返し問われ、実践によって育まれる「変革を自分の手で起こす」力ーー。
それこそが、会社で主体的に動く力、変革を進める本物の推進力になります。
「変革は、自分たちで起こせる」自信とスキルを身につける
第1期ではチェンジウェーブグループ代表取締役社長CEOの佐々木裕子がファシリテーターを務め、各チームの実証実験に対してフィードバック・壁打ちで伴走しています。
「これまで、エイカレやエンカレなどを通してこれまで女性のエンパワメントに取り組んできましたが、介護や育児、働き方など、今や社会課題は性別や世代に限らず、あらゆる人に関わるものになっています。
だからこそ、多様なメンバーが交わり、同質な集団では見えない本質に迫るクリティカルな議論がなされ、変革が生まれることを期待しています。
また、今回のプログラムでは、実証実験に必要なマインド・スキルを身につける研修的な側面に加え、何度も壁打ちやフィードバックを繰り返す機会を設けています。
これまで以上に、参加者の成長スピードが加速していますね。
「これからの変革を担う人材を育てたい」「エンゲージメント高く働いてほしい」という企業はどんどん増えていますので、そうした本気の企業を、私たちも支えていきたいと考えています。
(チェンジウェーブグループ代表取締役社長CEO 佐々木裕子)
「変革の中核に」 参加企業の”本気”
変革カレッジの目的は、人材育成にとどまりません。
「このプロジェクトを通じて現場の課題をあらわにし、本質から変えていく」
ーーそんな想いが込められています。
それは、企業の成長と発展を実現するための「変革」への、本気の姿勢でもあります。
参加者を送り出している事務局の方々にお話を伺いました。
JTB商事 取締役執行役員 大澤 実紀 様
「昨年、エイカレに参加し、参加者の大きな変化に手応えを感じました。
会社の課題を”自分ごと”として捉えて動いた結果が、課題の本質をとらえ変革を起こす力に変わる、というところです。
今回は、全国から男女問わず社員を選抜し、参加しています。変革カレッジを通してロジカルに考え、俯瞰的に事業課題をとらえ、変革を推進していく手法を身につけてほしいと考えています。
毎年このような機会を継続していくことで変革の中核を担う人財が増え、結果的に変革のうねりが多様となって、社員の力で会社の成長と発展が加速することを期待しています」
JTB商事 営業戦略部次長 海老 澤裕子 様
「わずか2回の研修においても、すでに社員の変化を感じています。
部門や世代の枠を越え、会社の課題発見のために積極的に社内・社外問わずヒアリングし、データの収集・分析を行い、掘り下げる・・・
自分の職種を超えて動き出す姿に、大きな変化を感じています」
森永製菓 ダイバーシティ推進室 柴田 高輝 様
「これまでも様々なD&I推進施策に取り組んできました。
しかし、今後は、組織ごとの課題に個別の対応をするなど、より実効性を高める取り組みをしていかなければと考えています。
今回、特に営業部門の変革を期待し、参加者は営業部門から選出しました。すでに実施した社内アンケートでは、営業職の男性8割、女性5割は“営業が好き“と答えている一方で”営業職が好きだけれど、働き方に課題がある”と感じている割合が多いという結果が出ています。この課題感をもとに、会社全体を巻き込んで、どう変革を進められるのか、とても楽しみにしています」
森永製菓 ダイバーシティ推進室 西澤 美保 様
「変革カレッジの実証実験をこの場だけで終わらせず、会社全体の変革につなげたいと思って参加しています。
もちろん参加者募集の際にはそれを明言し、社内公募で選考しました。会社の変革につなげるために、私たち事務局も組織とつなげるサポートをしていきます」

変革のエンジンとなる、自走する人材を育てる
変革カレッジが目指すのは、単なる研修ではありません。
課題解決を誰かに任せるのではなく、自ら見つけ、周囲を巻き込み、実行に移す。
そんな自律型の変革リーダーを育てる場をご提供することです。
組織の中から、“自分ごと”として変革を起こせる若手を育てること――
それこそが、企業がこれから乗り越えるべき壁を動かすカギになると信じています。
最終発表は11月。
この8カ月で、彼らの“変革力”はどこまで伸びていくのか。
私たちチェンジウェーブグループも、その一歩一歩に全力で伴走していきます!