「女性管理職育成研修」のご案内

管理職意欲を引き上げる、チェンジウェーブグループの変革・DE&Iへの網羅的なアプローチ
「女性管理職を増やしたいが、なかなか手が挙がらない」
「研修を実施しても、その後の管理職登用に繋がらない」
「候補に挙げたい人はいるが、ライフイベント期に配慮し打診に躊躇してしまう」
こうした声は、女性活躍推進に取り組む多くの企業から聞かれます。
その背景には、本人の心理的ハードル、組織のアンコンシャス・バイアス、ロールモデル不足など、複数の要因が複雑に絡み合っています。
チェンジウェーブグループは、この複合的な課題に対し、経営層・管理職・非管理職それぞれに働きかける体系的なアプローチを展開しています。
図1のチェンジウェーブグループのDEIサービス一覧をご覧ください。
弊社では、経営層から非管理職層まで、また、ジェンダー問わず変革リーダーを育成するプログラム(黒字)から、女性に特化したプログラム(赤字)までを網羅的に提供しています 。
図1 チェンジウェーブグループのDEIサービス一覧


今回は、「女性管理職育成研修」について詳しくご紹介します。
2023年から継続して導入いただいている企業様では、参加者の管理職意欲が7%から83%へと向上するなどの変化が現れています。
女性管理職登用を阻む「5つの壁」
なぜ、多くの企業で女性管理職の登用が進まないのか。
その答えは、女性管理職登用を阻む「5つの壁」が、複雑に絡み合って存在しているからです。

1. 本人の心理的ハードル
「準備ができてから挑戦しよう」「自分にはまだ早い」という心理的な躊躇。
自信の欠如や経験不足への不安が、キャリアアップへの一歩を踏み出すことを阻んでいます。
2. アンコンシャス・バイアス
上司・本人・周囲が無意識に持つ思い込みや固定観念。
「ライフイベント期には配慮が必要なので、責任ある仕事を任せるのは難しい」「突発対応ができないので管理職は辞退したい」など、無意識の思いこみが機会提供の格差を生み出します。
3. 現場に起きるギャップ
「働きやすい」制度と現場の育成方針とのギャップ。
制度は整っていても、実際の運用や評価基準が不透明なために、キャリア形成の道筋が見えにくい状況が生まれています。
4. 管理職像の固定化
「管理職=長時間労働」「理想の管理職像に自分が当てはまらない」といった思い込み。
多様なリーダーシップのあり方が認識されていないことが、選択肢を狭めています。
5. ネットワーク不足
社内外でのネットワークやロールモデルの不在。
情報や機会へのアクセス格差が、孤立感を生み、キャリアの可能性を限定してしまいます。
これらの壁は、それぞれが独立した課題ではありません。
本人の心理的ハードルは組織のバイアスによって強化され、管理職像の固定化は現在の管理職の負荷も育成の難易度も上げます。このように相互に影響し合う構造になっているのです。
だからこそ、一つの施策では解決できません。5つの壁すべてに働きかける、体系的なアプローチが必要なのです。
女性管理職育成研修の全体像(選抜制)



プログラムの目的
本プログラムは、管理職候補として期待される女性社員を対象に、以下の3つを実現することを目指しています。
- 管理職に対する心理的なハードルを下げ、アンコンシャス・バイアスを認識する
- 自分の価値観や強みを再認識し、「自分らしいリーダーシップを発揮する」実感を持つ
- 自身に不足している「視座」「スキル」を認識し、管理職への一歩を具体的に踏み出せる状態を目指す
対象者と実施形式
- 対象者:管理職候補として期待される女性社員(1回の開催につき20名様以下を推奨)
- 期間 :基本3日間(カスタマイズ可能)+ オプションプログラム
- 形式 :自社内開催型(貴社の課題感・ご状況に合わせてカスタマイズ)
3日間プログラムの詳細構成(例)

1日目(終日) キャリアを阻害する固定観念に気づき 前向きなマインドセットをつくる | 2日目(半日~終日) 未来を設計するための 技術を学ぶ | 3日目(終日or半日) 自分の描いた 「未来」を発表 |
---|---|---|
【講義】 アンコンシャス・バイアス キャリア構築理論 自分らしいリーダーシップ | 【講義+ワーク】 課題を定義し、動かす力 ~クリティカルシンキング~ | 個人発表 アクションプラン作成 |
【ワーク】 自分軸の発見 ありたい姿の描画 ライフキャリアデザイン | 【ワーク】 フィールドワークの設計 | |
【オプション】 ロールモデル講演 上司の巻き込み | 【オプション】フィールドワーク 自分が描いた未来像”を実現するために、 何が必要かを自ら考え、視野を広げる |
プログラムの特徴と独自性
チェンジウェーブグループの女性管理職育成研修は、500社以上の支援実績から導き出された、独自の設計思想に基づいています。
「自分らしいリーダーシップ」の発見を重視
本プログラムの最大の特徴は、「理想の管理職像」を押し付けるのではなく、一人ひとりが自分の価値観や強みに基づいた「自分らしいリーダーシップ」を発見できることです。
「こうあるべき」という固定観念から解放され、「自分の強みを活かしたリーダーでいい」と腹落ちすることで、管理職へのハードルが大きく下がります。
実践的なワークショップと演習
講義だけでなく、豊富なワークショップと実践的な演習を通じて、「知っている」から「できる」へと変化を促します。クリティカルシンキング、プレゼンテーション、アクションプラン作成など、管理職に必要なスキルを実践的に習得できます。
カスタマイズ可能な柔軟性
企業の規模、業界、課題に応じて、プログラム内容を柔軟にカスタマイズできます。
・ロールモデル講演の追加
・上司の巻き込み施策
・フィールドワークの設計
・伴走支援の期間・頻度
など、豊富なオプションから最適な組み合わせを選択できるため、「自社ならではの課題」に的確に対応できます。
効果と実績

管理職意欲:7%→83%への向上(2024年研修参加 N社のケース)
本プログラムの最も注目すべき成果は、管理職への意欲が7%から83%へと向上した企業が生まれるほど、受講者の意識が変わることです。研修開始前は「自分には無理」と感じていた参加者の多くが、研修を通じて「やってみたい」「挑戦したい」へと意識を変化させています。
参加者の声
受講生の方から
「準備ができてから…と躊躇していたが、まずは一歩踏み出そう!と思えた」
「自分が大切にしたいライフもキャリアも棚卸しでき、これから進む道が見えた気がする」
「”こうあるべき”に縛られなくていい、自分の強みを活かしたリーダーでいいんだ、と安心できた」
「管理職の視座でワークに取り組んだら、自分に足りないものが具体的に見えてきた」
人事・人材開発担当者から
「なぜ自分が受講するのか不明確な社員も多かったが、受講後の満足度が高くマインド変化が実感できた」
「自分らしいリーダーシップ像を言語化してくれる社員が増え、研修の大きな効果を感じた」
研修の効果は、参加者本人の変化だけでなく、組織全体にポジティブな影響を与えています。
女性管理職の登用を阻む「5つの壁」に体系的にアプローチするチェンジウェーブグループの研修は、参加者の管理職意欲を向上させます。「自分らしいリーダーシップ」の発見と実践的スキル習得を通じ、貴社の女性管理職候補を「躊躇」から「挑戦」へと導きます。
貴社の人材育成課題解決に向け、この変革的なアプローチは有効ではないでしょうか。
【関連サービス】自社開催型と異業種交流型の選択肢
チェンジウェーブグループでは、企業のニーズに応じて、自社内開催型と異業種交流型の2つの選択肢を用意しています。
自社内開催型(本記事で紹介したプログラム)
貴社の課題感・ご状況に合わせて完全カスタマイズし、自社内で実施するプログラムです。
自社特有の課題に焦点を当て、社内のロールモデルとの対話や、実際の業務に即したフィールドワークを組み込むことができます。
異業種交流型プログラム
複数企業から参加者が集まり、異業種交流を通じて視野を広げるプログラムです。

女性幹部候補育成『GET』プログラム:役員・部長等の幹部として経営への参画を期待される人材を対象に、他社の取り組みを知り、外部人材とのネットワークを構築します。
変革カレッジ:社内で変革を起こす・周りを巻き込む力を育成する、男女問わずご参加いただける異業種プログラムです。
エンパワメント・カレッジ:1日完結型の女性社員向けマインドセット研修。4年間で約400名が参加し、4年連続参加者満足度96%以上を記録しています。
異業種プログラムは、「社内の常識」「業界の通例」を越えた視点を得られることが大きな魅力です。
詳細はお問い合わせください。