変革リーダー育成プログラム「変革カレッジ」のご案内

株式会社チェンジウェーブグループは、15年以上にわたり400社以上の大手企業の経営変革・組織変革・ダイバーシティ推進を支援してきました。経営層から非管理職まで、自社内研修から異業種交流まで、対象者や目的に応じた多様なプログラムを提供しています。


本記事では、この中から「新世代『変革』カレッジ」について詳しくご紹介します。
10年以上165社が参加したプログラムから生まれ、キリンホールディングスや三菱地所等の制度改革につながった実績を持つ、性別・職種を問わず、実証実験を通じた実践型リーダー育成プログラムです。
「変革の掛け声」で終わらせない。本当に組織を動かせる人材をどう育てるか
「変革を自分ごととして捉え、動けるようになってほしい」
「現場から変革が起こる、そんな推進力をつけたい」
多くの企業で聞かれるこうした声。しかし現実はどうでしょうか。
多くの企業で聞かれるこうした声。人材育成には投資しているものの、実際に組織を動かし、変革を起こせる人材がなかなか育たない——この課題に、多くの人事担当者が悩んでいます。
実際、データを見てもその現実は明らかです。
電通の調査(2024年4月)によれば、69.0%の従業員が「会社・経営層から変革の必要性や危機感が発信されている」と感じています。しかし、「対応する動きがすでに出ており成果が出ている」と感じているのは、わずか13.7%。「自分もすでに行動し周囲に働きかけている」という変革リーダーは9.4%に過ぎません。
危機感は伝わっているのに、なぜ変革は進まないのか。
「知識を学ぶ研修」と「実際に行動し成果を出す」の間に横たわる深い溝にあります。
座学で変革理論を学んでも、実際に組織を動かす経験がなければ、変革リーダーは育たないのです。

変革カレッジとは|「アタリマエを壊す」実証実験で育てる次世代リーダー
株式会社チェンジウェーブグループが提供する「変革カレッジ」は、単なる座学研修ではありません。参加者が実際に自社で「アタリマエを壊す実証実験」を設計・実行し、目に見える成果を生み出すことで、真の変革リーダーを育成するプログラムです。
このプログラムは、10年以上にわたって165社・1,014名が参加し、204の実証実験を生み出してきた「新世代エイジョカレッジ」の進化形。2024年度をもって閉幕したエイジョカレッジの知見とノウハウを結集し、性別・職種を問わず、すべての次世代リーダー候補に開かれたプログラムとして再スタートしました。
プログラムの目的
本プログラムは、次世代リーダー候補として期待される人材を対象に、実証実験という実践の場を通して、以下の3つのステップで変革リーダーを育成し、組織変革に直結する成果を目指します。
STEP 01: 変革スキルの装着
変革に必要なビジネススキルを徹底的に習得します。
STEP 02: 実践変革力の装着
実証実験を通じて、組織を動かす実践力を身につけます。
獲得できる力:
- 組織変革力: 実証実験を通じて、経営層や顧客等のステークホルダーを実際に巻き込む経験
- 視点・視座の向上: 経営・部門・顧客業界のアジェンダを意識できるようになる
- 実践経験値: 数ヶ月にわたる実証実験の設計・実行・PDCA・周囲巻き込みの経験
STEP 03: 成功体験の創造
「アタリマエを壊す」実証実験を通じて、変革リーダーとしての成功体験を得ます。
得られるもの:
- 変革リーダーとしての成功体験: 自分たちが「変えられる力を持っている」ことを実際に体験
- 固定概念を乗り越える意識醸成: さらなるリーダーシップの向上へとつながるマインドセット
- 目に見える成果: 実証実験の結果が、実際の制度化・施策化へとつながる可能性
この3ステップを通じて、座学では得られない「本当に組織を動かせる力」を身につけます。
習得できるスキル
変革カレッジでは、8ヶ月間の実証実験を通じて、以下のスキルを実践的に身につけます。
巧みに変革を設計する「課題設定力/本質課題特定力」
- 主体的な変革ゴール設定と「壊したいアタリマエ」の定義
- N=1の当事者エピソード/ストーリーの抽出
- 経営の中での文脈設定/「三方よし」の視点
- 現問題の定量化(今どれくらいの規模で何が起きているのか)
- 課題仮説を絞り込むための定量・定性情報の短期取得ノウハウ
- 課題の構造化とWhyの深堀り、本質課題の特定
固定概念を壊す「変革設計力/巻き込み実行力」
- 前提条件を取り払う思考技術とマインドセット
- 多様性の中から「イノベーション」を生む方法論
- 組織を巻き込み突破するための組織力学の見極め方
- 多様な他者を巻き込み物事を動かしていくための「変革のゲームのルール」理解
- 着眼大局・着手小局の実践
- 「小さな成功」の定義と設計
- 鍵となるステークホルダーの巻き込み
- 迫力のある実績データとコミュニケーション
その他のリーダースキル
- チームワーク力: 多様なメンバーと協働し、議論を深める力
- プレゼンテーション力: 経営層に響く論立てで提案する力
- プロジェクト推進力: 実証実験を最後までやり抜く力
対象者と実施形式
対象者
- リーダー人材、管理職候補、革新推進プロジェクトのメンバーなど、男女問わずこれからの活躍が期待される人材
- 会社の課題を”自分ごと”として捉え、変革を推進していく意欲のある方
- ロジカルに考え、俯瞰的に事業課題をとらえ、変革を推進していく手法を身につけたい方
実施形式
- 期間:8ヶ月間(全5日間:終日2回、半日3回)
- 参加単位:各社3名以上でチーム編成 ※チーム編成のため、3名以上のご参加をお願いしております
- 形式:異業種交流型(対面開催・都内会場)
- 参加費:正規料金:1名40万円(税別)/ 3名120万円(税別)
※早期特別価格あり
参加費には、プログラム実施、ファシリテーション、参加者伴走、フィードバックが含まれます。
プログラムスケジュール
8ヶ月間の流れ
Day1(終日):キックオフ
- プログラムの狙い確認
- チームアップ
- 変革ステップの確認
- 本質課題の特定スキルを磨く
チーム課題: 今のアタリマエの現状を数字で確認する、解くべき課題の構造を深堀する
Day2(終日):本質課題の特定
- 真に解くべき課題の構造を考える
- 実証実験設計に向けた戦略を考える(課題抽出・仮説・実験案)
チーム課題: 実証実験計画を設計する
Day3(半日):実証実験設計
- 実証実験企画
- 実現に向けた行動計画の具体化
- 中間プレゼンまでのマイルストーン
チーム課題: 実証実験の実行、結果分析
Day4(半日):中間発表
- 中間プレゼン
- フィードバック
チーム課題: 実証実験PDCA・周囲巻き込み
Day5(半日):最終発表
- 変革実現の最終プレゼン/審査
- ベスト賞・準ベスト賞の選定
- 講評
全プログラムを通じて、バディチームによるメンタリング、懇親会での異業種交流が行われます。
プログラムの特徴と独自性
実証実験による実践型育成
8ヶ月間で、参加者は自社の課題に対する実証実験を設計・実行します。「変革理論」を学ぶだけでなく、実際に組織を動かし、成果を出す経験を積みます。
異業種交流による視点の拡大
各社3名以上でチームを組んで参加。他社メンバーとの交流を通じて「自社のアタリマエ」に気づき、新しい視点やネットワークを得ます。同質な集団では見えない本質に迫るクリティカルな議論が、変革を生み出します。
伴走型のフィードバック
チェンジウェーブグループ代表取締役社長CEOの佐々木裕子が直接ファシリテーターを務め、各チームの実証実験に対してフィードバック・壁打ちで伴走します。何度も問いかけ、議論を深めることで、参加者の成長スピードが加速します。
なぜ「実証実験」なのか
従来の研修との最大の違いは、「小さな成功」を実際に生み出すことにあります。
実証実験は、大きな変革の前に「本当にこのアプローチは有効か」を検証する手法です。小さく始めて成果を示すことで、懐疑的だった経営層や現場を巻き込み、大きな変革へとつなげることができます。
この「着眼大局・着手小局」のアプローチこそが、変革を成功させる鍵なのです。
なぜ今、変革カレッジなのか|10年以上の実績が示す確信
エイジョカレッジ11年の軌跡
変革カレッジは、チェンジウェーブグループが10年以上にわたって運営してきた「新世代エイジョカレッジ」の進化形です。
エイジョカレッジでは、のべ165社、1,014人が営業変革に挑み、204の実証実験が実施されました。そして実験の結果と参加者の提言が、企業全体の制度や働き方を変えた例も数多く生まれています。
11年の歴史を振り返ると「一気にすべては変わらない。けれど、確実に変化は生んでいける」という確信が持てました。そして、本来そこには性別や役職、年齢は関係ありません。
会社の未来を「自分ごと」として捉える、あるいは自分の内発的動機とリンクさせてより広げられる人材が、変革の中核になっていくのです。
実証実験が生んだ本物の変革|代表的な成功事例
変革カレッジ(前身のエイジョカレッジ)から生まれた実証実験は、単なる「研修の成果発表」で終わっていません。多くが実際の制度化・施策化へとつながり、企業変革の起点となっています。
キリングループ「なりキリンママ・パパ」実験
とある成功事例が、キリングループの「なりキリンママ・パパ」実験です。
実験内容: 育児中の社員を想定し、時間制約のある働き方を体験する。定時退社や急な休みを取り入れながら、本当に業務は回るのか?
結果
- 残業時間51%削減
- 参加者の業績は前年を維持し、全国平均を上回る→労働生産性の向上を実証
- 「ママでも営業できる!」という気づきが、参加者だけでなくマネジメント層にも広がった
その後の展開: この実験は社内外で大きな反響を呼び、5年以上にわたってメディアで取り上げられ続けています。そして1年後には、社長名で全社展開がプレスリリースされ、女性だけでなく男性幹部や工場にまで広がる研修制度へと発展。
現在も、キリンホールディングスの多様性推進ロードマップの中心施策の一つとして継続されています。
その他多数の企業での実証実験例
- 長年の業界慣行だった「応募者への初日帯同」を辞めてみる実験(大手派遣会社)
- 転勤となっても自分が働きたい場所からリモートワークできることを実証する実験(大手不動産会社、大手食品メーカー)
- 期間限定で非管理職女性が本部管理職/マネジメントの役職をやってみる実験(大手金融機関、大手小売業)
- これまでリアルが大前提だった営業や顧客勉強会を、オンライン営業へシフトする実証実験(大手製薬会社)
参加企業の声|「変革の中核に」という本気
変革カレッジの目的は、人材育成にとどまりません。「このプロジェクトを通じて現場の課題をあらわにし、本質から変えていく」――そんな想いが込められています。
それは、企業の成長と発展を実現するための「変革」への、本気の姿勢でもあります。参加者を送り出している事務局の方々にお話を伺いました。
I社
管理職にしたい人材をエイカレに参加させるようにしている。プロジェクトをやり抜く力、周囲との連係、数字で説明する力など、マネジメントに必要な資質を持っているか、伸びしろがあるか、見極める材料とするため。
M社
「会社を変えられる!」と体感した社員は自律的に働くリーダー人材へと成長しており、その後新規事業や社内変革プロジェクトにアサインされることが多い
変革のエンジンとなる、自走する人材を育てる
変革カレッジが目指すのは、単なる研修ではありません。課題解決を誰かに任せるのではなく、自ら見つけ、周囲を巻き込み、実行に移す。そんな自律型の変革リーダーを育てる場をご提供することです。
組織の中から、”自分ごと”として変革を起こせる人材を育てること――それこそが、企業がこれから乗り越えるべき壁を動かすカギになると信じています。
第1期の最終発表は11月。この8カ月で、彼らの”変革力”はどこまで伸びていくのか。私たちチェンジウェーブグループも、その一歩一歩に全力で伴走していきます。
そして今、変革カレッジ2期の参加企業を募集しています。
「これからの変革を担う人材を育てたい」「エンゲージメント高く働いてほしい」――そんな本気の企業を、私たちも全力で支えます。
変革カレッジ第2期 参加企業募集
現在、変革カレッジ第2期の参加企業を募集しています。
募集概要
プログラム期間: 2026年7月〜2027年2月(全5日間)
申込スケジュール:
- 早期申込締切:2026年6月初旬予定(早期特別価格適用)
- 申込締切:2026年7月初旬予定
- 参加者名簿提出締切:2026年5月末予定
参加費:
- 早期特別価格:1名30万円(税別)/ 3名90万円(税別)
- 正規料金:1名40万円(税別)/ 3名120万円(税別)
開催形式: 全プログラム対面開催、会場は都内を予定
早期申込で特別価格が適用されます。2026年6月初旬締切、お早めにお問い合わせください。
チェンジウェーブグループについて
株式会社チェンジウェーブグループは、代表取締役社長CEOの佐々木裕子を中心に、15年以上にわたって400社以上の大手企業の経営人財育成、経営変革、組織変革、ダイバーシティ推進に伴走してきました。
代表 佐々木裕子 プロフィール

・日本銀行、マッキンゼー・アンド・カンパニー(9年間)、ソニーでの変革経験を持つ
・現在、ソフトバンク株式会社社外取締役、三井住友DSアセットマネジメント株式会社社外取締役を務める
・一般社団法人 人的資本経営推進協会 代表理事
・ハーバードビジネスレビューに「日本企業はなぜ変われないのか」寄稿
15年間の実績:経営幹部育成:500名以上(社長、CXO、専務、常務、執行役員、部門長、統括部長)
組織変革プロジェクト:400社以上
お問い合わせ
株式会社チェンジウェーブグループ
所在地: 東京都港区南青山2-16-32 セイザンⅠ1202
TEL: 03-6455-5855
URL: https://www.changewave-g.com/
お問い合わせは弊社担当者、または上記までご連絡をお願いいたします。