トップ - お知らせ - 「第1回理想の管理職EXPO」特別講師として取締役・酒井が登壇~管理職が「マネジメントの壁」を越えるには~

「第1回理想の管理職EXPO」
特別講師として取締役・酒井が登壇
~管理職が「マネジメントの壁」を越えるには~

理想の管理職EXPO記事

管理職のマネジメントに課題を感じている人事・経営層の方に向け、2025年9月「第1回 理想の管理職EXPO【東京・秋】」が開催されました。
会場には3日間で9,000名以上が 来場。 チェンジウェーブグループ取締役・酒井は、第1回開催記念講演に登壇し、「管理職2.0:多様性時代に求められる管理職像と“マネジメントの壁“とは」をテーマにお話ししました。
本記事では、講演内容を一部抜粋し、これからの管理職育成に必要なポイントをお伝えします。

部下のエンゲージメントを高める管理職とは

今後、日本では人手不足が加速し、採用も難しくなります。
その中で企業が成果を最大化させていくためには、管理職がメンバーのエンゲージメントや自律性を引き出す力を身につけることが不可欠です。

しかしながら、チェンジウェーブグループが企業で働く若手社員(従業員500名以上の企業、25歳~34歳)を対象に調査したところ、
・職場に成果を出している上司がいる…50.5%
・成果を出していて、目指したいと思える上司がいる… 18.9%
という厳しい現状が明らかになりました。

「管理職に関する意識調査2025」チェンジウェーブ調べ

「管理職に関する意識調査2025」チェンジウェーブ調べ

一方、
部下のやりがいや成長実感と相関性の高い上司の言動には、以下のようなものがあります。
● 新しいやり方や小さな実験的取り組みを推奨している
● 説得力のある言葉を使い、自分の言葉で語る
● ミスや失敗に対しても建設的にフォローしてくれる
● 異なる価値観や背景を持つメンバーを受け入れ、活かす姿勢がある
● 教えるだけでなく、考えさせてくれる

では、こうした言動が取れるようになるためには、何が必要なのでしょうか。

管理職の成長を阻む「3つの壁(バイアス)」

講演では、管理職が直面する課題として「3つの壁(バイアス)」を紹介しました。
・生存者バイアス
自身の成功体験を唯一の正解だと信じ込み、他の方法を学ぼうとしない。部下個人の特性に合わせた育成を妨げ、多様な人材の力を引き出す機会を失わせてしまう。
・現状維持バイアス
変化を避け、慣れ親しんだやり方を変えられない。部下から「時代遅れ」だと見られてしまう。
・自己奉仕バイアス
成功は自分の能力や努力によるもの、失敗は他者や環境のせいだと捉えてしまう。部下が失敗した際に、自身のマネジメントを振り返る機会を失ってしまう。

さらに、承認欲求など個人の欲求と組織目標のズレも4つめの壁となることがあります。

管理職は、自分の意見が通ることではなく、最も優れたアイデアが採用されることを優先すべきで、部下やAIなど、誰からの提案であっても、良いものを選択する姿勢が組織を前進させます。

変化できる管理職が組織を前進させる

こうしたバイアスを認識していただいたうえで、管理職に今、求められるのは「変わり方を知る」ことです。
酒井は最後に、講演の「おまけ」として、明日から使えるヒントを挙げました。

レディネスの向上
管理職が変化するには「変われる」と思える土壌が不可欠。企業は「これならできる」と思えるロードマップを提示し、自律的な学びを支援する
アンコンシャス・バイアス の理解
自身の「思いこみ」「固定観念」に気づき、コントロールする方法を学ぶことが重要。相手を尊重するコミュニケーションで部下の力を引き出す
双方向のマネジメント
管理職がすべてを察するのは不可能。部下からも「自分の取扱説明書」を出してもらい、相互理解を深めてコミュニケーションをとる。

満席となった会場では、PCを開いてメモする方が多数見られ、マネジメントへの関心の高さが窺えました。

酒井の著書【はじめての課長の教科書】

管理職の育成・支援は企業の成長に直結する課題です。
弊社では、管理職の「変わり方」を実践的にご支援できるよう、以下のプログラムをご提供しています。
・アンコンシャス・バイアスを「見える化」するe-learningツール「ANGLE」
・「課長の教科書」実践編
・インクルーシブ・リーダーシップ研修

「マネジメントの土台を再確認したい」「具体的に実践する方法を知りたい」「他社事例を知りたい」とお考えの方、ぜひお気軽にご相談ください。

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