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10月16日「ボスの日」に合わせ、
管理職に関する意識調査2025の結果を発表

10月16日「ボスの日」に合わせ、管理職に関する意識調査2025の結果を発表

企業の変革・ダイバーシティ支援などを行う株式会社チェンジウェーブグループは、10月16日の「ボス(Boss)の日」にあわせ「管理職に関する意識調査2025」の結果を公開いたしました。働き方や価値観の多様化が進む中、若手世代が描く”理想の上司像”が変化しています。若手社員(25〜34歳)を対象にした本調査では、「成果を出しており、”自分も目指したい”と思う上司がいる」と答えたのはわずか18.9%にとどまりました。一方で、理想の上司像として多く挙げられたのは、成果を出すだけでなく、“人を活かす”ことを重視する管理職でした。

【調査実施の背景】 

10月16日は「ボスの日」。

感謝を伝えるだけでなく、これからの上司(管理職)像を考える機会でもあります。
本調査は、今、求められるマネジメントを明らかにすることを目的として実施しました。

*ボスの日とは:
パトリシア・ベイ・ハロスキがアメリカ商工会議所に1958年に「全米ボスの日」として登録したのがこの日の始まり。当時、会社を経営していたパトリシアの父親と部下との間がしっくり行かないことを思い悩んでいた彼女は、なんとかお互いの関係がスムーズなものに修復する手立てはないものかと考え、上司への感謝と共に雇用者と被雇用者のわだかまりを解消させる目的で始めた日。

【調査サマリー】

・上司は「成果を出している」と思う:50.5%
・「成果を出している」かつ「その上司のようになりたい」:18.9%
・「成果を出している」が「その上司のようになりたいと思えない」:31.6%
・「なりたくない」理由は “時代遅れの働き方”(長時間労働・非効率な慣習・DX否定など)
・「目指したい上司がいる」層は信頼関係構築・建設的支援・対話など、“多様な人材を活かす力”を重視
・管理職の働きかけと若手社員の自律性・エンゲージメント・挑戦意欲には相関が確認された

【調査結果(抜粋)】

■目指したい上司がいない理由は「時代遅れの働き方」 

若手社員が「目指したい上司がいない」と答えた最大の理由は「時代遅れの働き方」。
長時間労働、非効率な業務慣習、DX否定、プライベートを犠牲にしている、などが挙げられました。
女性の回答者からは「女性管理職がいないため、そもそも目指すべき対象がいない」という声もありました。

【目指したい上司がいない理由(複数回答)】
・時代遅れの働き方 … 36.7%
・コミュニケーション不足(対話・傾聴の不足) … 22.2%
・自己保身・責任回避する姿勢 … 21.1%
・多様性や新しい仕組みに対する閉鎖性 … 18.9%
・評価・育成の硬直化 … 16.7%

■「目指したい上司」の特徴は

一方で、若手社員が理想とする上司の特徴は次の通りです。(複数回答)

1.信頼関係構築力…37.6% (男性32.4% 女性49.1%)
2.生産性高い仕事力…35.2% (男性35.3% 女性35.1%)
3.支援型リーダーシップ…32.0% (男性23.5% 女性42.1%)
4.対話力・傾聴力…32.0% (男性32.4% 女性31.6%)

 

■「目指したい上司がいる」と思う理由(定性コメントより抜粋)

(男性)

•人に優しくできる課長だから。そういう人になれば自分も成功できると思う

•管理職になりたいきっかけになった人だから

•仕事に対する考え方と姿勢を教えられたから

•質問をしたら的確に回答してくれる知識量を尊敬するから

•忙しいのに部下が話しかけやすい環境を作ってくれる

(女性)

•子供2人の母親だが、仕事をキッチリこなし定時で帰るのがメリハリがあってかっこいい。また関係者に言いにくいこともハッキリ言ってくれるので信頼できる。

•他部署との関係構築も上手く、自部署の立ち位置を優位にしてくれる

•子育てをしながらしっかりと仕事をされている女性の課長がいるので、自分もそうなりたい

•業務に関する知識、判断力、周りとの連携など、色々なスキルが圧倒的に優れている

■管理職の働きかけと若手の成長意識の相関

上司の言動と若手社員の「やりがい」「成長実感」「自律性」との相関を分析すると、以下の5項目が高い相関を示しました。

1.ミスや失敗に対しても建設的に対応する
2.新しいやり方や実験的な取り組みを推奨している
3.異なる価値観や背景を持つメンバーを受け入れ、活かす姿勢がある
4.「問いかけ」「聴く」「受け止める」姿勢がある
5.説得力のある言葉を使い、自分の言葉で語る

こうした行動を実践する上司のもとでは、部下の自律性、エンゲージメントなどが高く、「目指したい上司がいる」と回答した層の多くがこのタイプに該当しました。

 「人を活かすマネジメント」が企業成長のカギに

今回の調査結果は、従来型の「成果重視」マネジメントが限界を迎えつつあり、
「人を活かし、変化に強い組織をつくるリーダーシップ」への期待が高まっていることを示しています。
若手が“目指したい”と感じる上司とは、人を活かし、対話を重ねて成果を生み出すリーダー。
企業には、こうした「支援型マネジメント」を育む仕組みづくりが求められています。

チェンジウェーブグループでは、この課題に対し、以下の3領域を中核としたマネジメント変革プログラムや研修をご提供しています。

・アンコンシャス・バイアス測定・組織診断:無意識の思い込みを可視化し、適切な評価・育成へ

・多様性マネジメント・リーダーシップ:多様な個を活かすリーダーシップの実践

・マネジメントの基礎と実践: 部下の自律性を引き出し、チーム全体で成果を上げる

 

【調査概要】

調査名 :管理職に関する意識調査2025
調査方法:オンラインアンケート調査
調査対象:全国25〜34歳の会社員(一般・主任クラス、従業員500名以上の企業勤務)
回答数 :334名
調査時期:2025年6月
実施主体:株式会社チェンジウェーブグループ

 

【データの取り扱いに関するお願い】

本リリースに記載されているデータを引用する場合、必ず下記文面をデータに記載した上でご使用ください。また、ご使用の際は、当社広報担当までご連絡をお願いいたします。

「管理職に関する意識調査2025」チェンジウェーブグループ調べ

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