異業種女性110名が参加
「不安」が「やってみる」に変わる
満足度99%の研修型プログラム

「異業種フォーラム エンパワメントカレッジ(エンカレ)」は2021年にスタートした、大企業で働く女性(非管理職)を対象としたプログラムです。
2024年は大手企業から18社110名が参加。キャリアデザインのワークやグループディスカッション、ロールモデルとの対話などを通して自分のキャリアを見つめ、ステップアップへと踏み出す研修となりました。

「自分らしいキャリアと可能性」についての気づきを生む

エンカレは、多様なリーダー像の創出、自律的キャリア構築、女性管理職登用等に対して企業が抱える課題に対し、研修という形で「女性自身が、自ら踏み出す」機会をサポートするために開発した、チェンジウェーブグループのオリジナルプログラムです。

「女性社員が自らの可能性に気づく機会を作りたい」
「他社の社員からも刺激を受けて、キャリア形成の意識を高めてほしい」
「自社内でまだ女性管理職が少ないので、広く知り合う機会を提供したい」

という企業の悩みにお答えするために企画し、
2024年秋開催の参加者満足度は99%と非常に好評となっています。

満足度グラフ

本レポートでは、
2024年10月と11月に開催したエンカレにご参加いただいた方々のアンケートと人事担当者の声をもとに、参加者の変化などについてお伝えします。

自分の可能性を信じる気持ちと「管理職、私にもできるかも」という意識が生まれた

比較的女性が陥りやすいとされる「インポスター症候群」。仕事で業績を残し、評価を得ていても自分の能力に自信が持てず、過小評価してしまうことを指します。キャリア形成においても、積極的な挑戦を避けたり、他者と比較して自己を卑下してしまう背景に、インポスター症候群の影響があるとも言われています。

エンカレでは、アンコンシャス・バイアスがもたらす影響・環境要因やインポスター症候群についての講義や他者とのディスカッションを多くご提供していますが、それらを通して、参加者自身に「自分を過小評価しているのかもしれない」「できないと決めつけていたのは自分かもしれない」「完璧じゃなくても目指してみたい」という意識が芽生えてきます。 

異業種の女性たちと交流し、他者の視点を通して気づきを得る

エンカレの意義は、異業種の同世代の女性たちと交流を持ち、刺激を受け合えるところにもあります。
企業には、それぞれ特有の風土が存在します。目の前の仕事に日々邁進していると、知らず知らずのうちに「自社の当たり前」の枠から抜け出せなくなりがちです。自分の可能性や働き方を自由に描きにくくなることもあります。

心理的安全性が保たれた場で他社の女性同士が悩みを打ち明け、将来への展望や不安について意見交換することで、これまでに気づかなかった新たな選択肢や自分の強みが見えてきます。

ロールモデル(パーツモデル)の存在が大きな動機づけに

10月、11月のエンカレには22名ものロールモデルに登壇していただきました。

ロールモデル、とお呼びしていますが、参加者に対しては遥か遠くにいる存在ではなく、管理職としてキャリアを積んでいる「身近な先輩」と捉えていただいています。緊張せずに相談したり、本音で話したりできるように、1名のロールモデルに対し5、6名という少人数で話を聞ける、ラウンドテーブルを複数回実施します。

忖度する必要のない、本音で話せるクローズドな空間で意見を交わし、直接質問できる機会を経て、「自分が自分に決めていた枠」を外すきっかけになったり、自分には(自社には)なかったプランを得たりすることができます。
身近な先輩たちの良いところ、参考にしたいと感じたところ…「パーツ」を集めて自分の力にしてほしい、「パーツモデル」として役立ててほしい、とお伝えしています。  

 


 

ここで、エンカレにご参加いただいた企業の人事ご担当者の声をご紹介します。

やらない理由探しから「どう実現するか」へシフト
今と未来を明確にするよい機会に

ANAエアポートサービス株式会社
人事部 人事課  宮川詩穂  様

弊社は、東京国際空港(羽田空港)において、旅客サービス、グランドハンドリング、運航支援などの地上ハンドリング分野を担っている空港運営会社です。2014年にANAエアポートハンドリング(株)と統合し、ちょうど10周年を迎えました。

前身の会社はグランドハンドリング(航空機の地上支援)会社で男性の多い職場でしたが、統合後は、旅客サービスに入社した20代、30代の若い女性を中心とした構成となりました。女性の働き方への理解はありますが、24時間のシフト勤務ということもあり、個人の事情を配慮した働き方が難しい課題があります。女性社員が、結婚や出産、育児などのライフイベントと両立してキャリアを描くことの難しさも課題の一つでした。

今回は私も、人事部の役割としてではなく、参加者としてエンカレに参加し、貴重な経験をさせていただきましたが、まずは、アンコンシャス・バイアスやインポスター症候群についての講義にハッとさせられ、共感出来たと共に、男性よりも女性の思い込みのほうが強い傾向にあることを改めて理解することができました。

日々の業務に追われていると、どうしても、やらない理由を探しがちです。キャリアプランを立てたりする余裕もなかったように思います。しかし、自分自身が自分の可能性に蓋をしてしまっているのだと気づくことで、自分の人生と向き合ってキャリア構築とライフプラン、それに必要な時間、行動について考える準備が整います。

その後のロールモデル・ラウンドテーブルでは、ロールモデルの方の「ダメでもいいからやってみた方がいい。やらなかったことの方が後悔する」という言葉が非常に胸に響きました。

また、「ライフキャリアデザイン」を視覚化するワークと「ネクストステップ」をどう踏みだすかを具体的にするワークも、非常に良かったと思います。自分のライフプランと仕事を重ね合わせ、何歳のときにどうなっていたいのか、どんな仕事や働き方をしていたいのか、長い目で考えたことがなかったので、今と未来を明確にするよい機会になりました。  

 


多様なキャリアを持つロールモデルや
参加者との交流が「管理職マインドセット」の鍵

大同生命保険株式会社
人財開発部 部付課長  溝上朱美  様

弊社には、転居を伴う転勤の有無により「全国型」「地域型」の2つのコースがあります。担える業務に差はありませんが、「地域型」は配属拠点が限られるため、そこで培われた考え方が基準になりやすく、出会いの機会も少なくなりがちです。そこで、社内選抜を経た地域型の女性社員を、エンカレに参加させていただいています。

エンカレでは、冒頭にインポスター症候群や無意識のバイアスについての講義があり、参加者の気づきにつながっています。
地域型職員は、経験したことのない仕事に不安を抱え、自分には無理ではないか、という気持ちを持っていますが、最初にその気づきを得ることで、その後のキャリアプランの構築や、一歩踏みだす勇気が生まれています。

また、多くの企業から参加している、多様なキャリアを持つ同世代の方やロールモデルと交流できることは、女性職員にとって非常に価値が高い経験です。
開催後のアンケートでは、「キャリアやライフプランを考え直すきっかけになった」、「考え方や行動が前向きに変わった」という声が多く寄せられ、とても良い成果だと感じています。
実際にこれまでの参加者から役職者が生まれており、特に女性の多い部署では、役職者一歩手前になるとエンカレを受けるという流れが定着しています。

女性活躍推進を含む、DE&Iを推し進めることは企業の価値を高めることに繋がります。
企業は多様な人材が意思決定に参画できる環境を整える必要があります。同時に、女性職員自身も、エンカレのような研修を通じて、自分の価値に気づき、それを活かしてほしいと願っています。  

 


 

スタート以来、エンカレの参加企業はのべ92社、368名を数えます。
研修後に女性管理職となり、活躍されている方も多くいらっしゃいます。

このエンカレをはじめ、チェンジウェーブグループでは、多様なリーダー・人材が活躍でき、企業の成長につながるD,E&Iの実現をご支援できればと考えております。
人材育成、組織変革プロジェクト等、複数年の施策にも伴走させていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

■2025年度 エンカレ開催についてはこちら
https://changewave-g.com/news/announce/enpowerment2025/

■女性幹部(部長・役員)育成 ”GETプログラム”についてはこちら
https://changewave-g.com/news/announce/get2025_2/

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